8月 ある日
どこまでも高い空
力強い入道雲
ひなたの匂いの草原
冷たく澄んだ井戸水
近くのスーパーで
アイスキャンディを買って
友達の家に、急ぐ私
頭のてっぺんが太陽でジリジリ…
濃く短い陰
あの頃は夏の一瞬一瞬が嬉しくて
いつまでも続いて欲しいと願ってた
そして
必ず叶うと信じるより先に
必ず叶うのが当然と思い込んでた
自分の夢
あれから何度目の夏だろう…
海に沈む夕陽を美しいと感じる心は
今も変わっていないのに…
私は自分を生きていない
心は気付いて 叫び続けているのに
今を変えるのが怖くて
耳を塞いでいる
木漏れ日の並木道
この風景に違和感なく溶け込む
通りすがりのエキストラAでい続けるのもいいよね?
この体に何人もいる自分に問いかけてみる
8月 ある日