むか~し昔 ちょっとだけ昔(笑)
私が独身時代に勤めていた会社での話です
1つ後輩にHくんという社員がいました
Hくんはお父さんを早くに亡くし
5人兄妹弟の長男で
少し寂しい目をしたお母さん思いの
しっかりした人でした
いつの頃からかよく話すようになり
‘異性を意識しない親友って
こういうことをいいのかな
と私なりに彼との友情関係を嬉しく
誇りに思うようになり
他の人にはあまり話せない
将来の夢や人生についてなども
じっくり話したりできる関係になれたように
感じていました
そしててっきりHくんも
私と近い思いで私に接してくれていると
思い込んでいました
それから半年が経ち
Hくんが遠くの地に転勤になり
最後に同じ課のひとりひとりに
挨拶というか言葉をかけてくれました
いよいよ いよいよ
私に言葉をかけてくれる時が来ました
私は‘いろんな深い話ができる友人’とかぁ
‘親友’とかぁぁ言う言葉を
ドキドキしながら待ていたのですがっ
「ヒロさんは今まで出会った人の中で
1番不思議な人でした」
Hくんの唇はそう動いたのでした
……………
……………
それか何度かいつものように
Hくんから親しく声をかけてもらったり
電話をもらったりしましたが
私はなんだか言葉も態度もぎこちなくなり
Hくんとの友情は転勤を機に
きっぱりと終わったのでした
かっ…必ずしも自分が思うように
相手が思ってるとは限らないものですな(遠い目)